2009年10月15日木曜日

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」

彼の作品を読んでいるとお酒が呑みたくなる。
現に衝動が抑えられなくてジントニックを飲みながら書いてる(笑)

最近、彼の作品に関していえばエッセイばかり読んでいたから、
久しぶりに彼の小説を読んだ気がするけど
(多分気のせい。現にこの4,5ヶ月に3冊は彼の小説を読んでる)
相変わらず主人公が何かを形容するときの表現がいいなぁと思う。

しかし初めて気がついたけど、エッセイと小説の文体が似ていて驚いた。
もしかしたら当たり前なのかもしれないけど、でも少なくとも私は意外だった。
まぁ同じ人が書いているのだからとは思うのだけど、
小説とエッセイは書いている人が同じでも全く異なった状態で書いているから、
違うのかなぁと漠然と思っていた。

でも言葉の端々で彼らしい表現が出てくると、ほっとする。
なんていうか「あぁ、これはきっと村上春樹が書いてるんだな」って。
きっとじゃなくて確実に本人が書いてるんだろうけど、なんだかそういう実感がわいてくる。
それでどうっていう訳ではないんだけど。

そんなことを思いながら読んだ小説なのでなんだか幸せでした。
でもなんでって聞かれても困るから聞かないでください。

2009年9月24日木曜日

アンダーグラウンド(村上春樹)

村上春樹の「アンダーグラウンド」を読んだ。
ずっと読もうと思ってたけど、ずっと読むのが怖かった本だ。
ハードカバーの分厚さにも怯むし、
(なんせ借りても持って帰ることを考えるとおっくうだし)
事件だけでなく事故や何かしらの被害者の話は、
なんというか、怖い。
(同じ理由で「心にナイフを抱いて」も読めてない)
たぶん、臭いものに蓋をしたい心境なんだと思う。

アンダーグラウンドが「地下鉄サリン事件」のノンフィクションであるということは
結構前から知っていた。多分、4年くらい前から。
ちょうどその時分「A」という森達也氏の
ノンフィクションの本を読んで興味を持って、
立て続けにいくつかの本を読んだ時に知ったんだと思う。
(「A」はオウムの同名のドキュメント映画を撮った同氏が
 その時のことを記録した本である。
 それ以外の本は題名すら忘れてしまったけど)

事件当時のサリンの報道のことは全く覚えていない。
関西に住む中学生だったこともあって、
そのちょっと前に起きた震災の方がより身近なものだった。
(現にその地震で家の壁にはひびが入ったし、
 朝からすごい揺れで目が覚め、まさに自分が恐怖を感じた)
私にとって1995年というのは「阪神大震災」の年というほうがしっくりくる。

それに、これは読んでる途中にふと思ったのだが、
「阪神大震災のせいで」とか「震災の時は」とかいう表現を本などで目にすることはあっても、
「地下鉄サリン事件のせいで」などという表現を見かけることが、あまりない。
つまり震災はみんなの中で反復されるのに、サリン事件は反復されないのである。
このことも私にとって事件が遠い理由の一つだと思う。

ところで「地下鉄サリン事件」なのだから、当然舞台は「地下鉄」に決まっているが、
なぜか私は読んでいる途中で
「あれ、なんで地下鉄の駅員さんが話しているのだろう」と思った。
もしかしたら一番はじめのインタビューイーの「JRに勤めていた」という文を読んで、
JRだと思い込んだのかもしれない。
つまり私のこの事件の認識はその程度だったといえるが、私はそれに驚いた。
地下鉄」ということすら頭に残らないほど、この事件は私になじんでいないということに。

結局読んだ感想というのは、ない。
ない、というのは語弊のある言い方だと思う。
少なくともこうして本を置いてすぐにこのブログを書いているのだから。
ただ明確にこう感情が揺さぶられたとは書けない。
どう扱っていいかわからない感情が、相変わらず渦巻いてるだけだ。

「A」を読んでからある、なんて言っていいかわからない不安定で不可解な感情が混沌を深めたので、
しばらくはまたこの感情とつきあっていくだけだ。

2009年7月9日木曜日

DV

昨日「明日はDVについての話を聞きます」と聞いて、
楽しみに今日、行ってきました。

始めみんなにYES/NOクイズが書いてある紙を配って、
まず自分で考えて答える。
その後それについて解説をするという、形式だった。
こうやって書くと数学の宿題合わせみたいだけど(笑)

でもまさかこんな気分になるなんて思ってなかった。
いや、別に普通のことを話してただけなんだけど、
ちょっと経験した者としては、穏やかな気分でいられなかった。

何か具体的な事柄が浮かんでくる訳ではないけど、
「被害者はこういう気分になるね」とか言われると、
そのときの気持ちが蘇ってきて、体が硬直してしまう。
ついでに頭もストップするから、話が理解できなくなってしまった。

10年も前のことだし、今はその相手は近くにいないから、
安全なんだけど、固まっちゃう。
今でもこんなに混乱してしまう自分に、正直戸惑ってしまう。

あの、なんだろう。
どうしようもない自分の無力感というか、
怯えてた時間とかが、今もずっと残ってて、
気を抜くと泣いてしまいそうになってしまうから、
話を聞いてる間、いつの間にか手をつねってた。

普段はそんなの考えないから平気だけど、
まだ残ってるということを見せつけられた時間だった。

2009年2月3日火曜日

黒夢熱にうかされる

ライブに行ってから、黒夢熱再びです。
といっても、解散したので清春熱が正しいのですが(苦笑)、
あえて黒夢熱です。

CD買いに走ったり、
ネットで清春とか検索するのは序の口で、
なんでか切り抜きとか集めたりしてます。
中学生な気分です。
年取ったなぁと思いながら・・・

でもCDはなかなか聞けません。
ライブのイメージが強すぎて、それを壊すのが怖いから。
今聞いてしまうと、上書き保存されそうで・・・
じゃあ買ったCDどうしようって話で、
揺れ動いてます・・・

このくらくら感は、恋ですね。
恋のどきどき感はそのままにしておきたいというのと、似てるし。

しばらく片思い(?)は続きそう。

2009年2月2日月曜日

the end

黒夢の解散ライブへ行きました。

武道館前はダフ屋の人や「チケット譲ってください」と書いたものを持った人、
そしてグッズだけでも買おうと並んでいる人でごったがえしていました。
グッズには興味がなかったけど、バッグがすてきで、
「いいなぁ」と羨望のまなざしを向けてしまいました。
さすがに1時間も並ぶ気にはなれなかったけど・・・

初めての武道館は、思っていたより小さくて、拍子抜けしました。
もっとでかいところだと思ってたけど、
よく考えたら武道するところだから、これくらいでいいんだ。
ドームみたいに広い中で、剣道とかされても変だし!

アリーナのステージは南向きで、チケットの場所が南の二階席だったので、
ちょっと遠かったけど正面でした!!
プレチケットやるな(笑)って思った。
北側とかだとちょっとさびしかったかも。
清春が前ばっかみてたし。

時間が迫ってきて、会場が真っ暗になると
もう泣きそうでした。
どきどきして、頭ん中がくらくらして。
何かわかんないけど、何かを祈ってみたりしてた。
今思うと緊張してたんだと思うけど、
あんなどきどきは久しぶりです。

清春が「黒夢でした」といったのが、いまも強烈に耳によみがえります。